広島・ドラ3勝田 新打法で安打量産だ!リーグ戦再開後8の4 直球に振り負けない「質の良い球を、どう打ち返していくか」
広島のドラフト3位・勝田成内野手(23)=近大=が22日、直球に振り負けないため、新打法に取り組んでいることを明かした。開幕前はシーズン100安打を目標に設定していたが、プロのレベルを肌で感じて一歩ずつ段階を踏んでいく方針にシフト。直近3戦連続安打と好調で、23日からの巨人2連戦(マツダ)にスタメン出場する可能性もある。持ち味の守備に加えて打撃でも存在感を示し、定位置獲得へまい進していく。
少しずつ“プロの水”に合ってきた。未経験のことが次々と押し寄せてくる忙しない日々で奮闘する勝田は、自らの打撃に手応えを感じ始めている。「(開幕してから)100打席くらい立って、少しずつ慣れてきた部分はあるのかなと思う」。プロの厳しさを痛感し、試行錯誤を重ねた上での言葉には力があった。
今季は開幕戦でいきなりスタメン起用され、プロ初安打がサヨナラの適時打となる快挙を成し遂げた。絶好のスタートを切ったが、4月中旬以降は打撃で苦戦。20日・ヤクルト戦(神宮)で放った適時内野安打は開幕戦以来の打点だった。
開幕してから課題に位置づけたのがプロの直球に差し込まれてしまっていた点。身長163センチながら本来はパンチ力も魅力の1つで、新井監督も過去に「彼は振り切ってから走る、しっかりスイングができる打者」と力強さを評価していた。その打撃が苦しんでいた時期は持ち味も鳴りを潜め、力ない打球に終わることが多くなっていた。
そこで新井良&福地両打撃コーチとスイング軌道を試行錯誤。「バットの軌道を、もう少し上から下ろしてみてもいいんじゃないか」という助言を受け、意識して汗を流した。「質の良い球を、どう打ち返していくか。1年目で、そこを味わうことができたので、今はそれを取り組んでいる状態です」と語る。
現在は打率・194の18安打。プロの世界を知って、シーズン100安打としていた目標も「少しずつ段階を踏む必要がある。まずは50安打をマークできるように頑張りたいです」と再設定した。単に下方修正したわけではなく、先輩・菊池の打席を見て安打を放つこと以外にもチームに大きく貢献できることを学んだ。「進塁打や四球を選んで、次につなげるであったり。自己犠牲を大切にしていく必要があると思ったので。今はそんな感じでやっています」と力を込める。
チームは借金12を背負うも、2連勝中で4位・DeNAとはゲーム差なし。勝田もリーグ戦再開後は8打数4安打の打率5割で好調だ。23日からの巨人2連戦では戸郷と西舘が先発予定で、スタメンのチャンスもありそうだ。カープの新人の中で唯一、開幕から1軍フル帯同中。「1軍で1年間、戦い続けたい」と語る背番号0が巻き返しの鍵になる可能性を秘める。
