広島・高「チームのためにできることをしないと近本さんにも失礼」 近本に死球以来の甲子園でブーイングも13戦連続0封!

7回、力投する高(撮影・山口登)
7回途中、ブーイングの中、2番手でマウンドに向かう高
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 「阪神0-1広島」(17日、甲子園球場)

 2番手の広島・高太一投手が好救援を見せた。「岡本の勝ちを消さないようにと思って投げた」。僅少差での登板。計り知れない重圧をはね返し、無失点リレーのバトンをつないだ。

 1-0の七回1死二塁で出番が回ってきた。代打・嶋村を内角直球で投ゴロに打ち取り、続く高寺は外角直球で見逃し三振に斬った。力強い9球がチームを救った。

 4月26日の対戦で近本に死球を当て、近本は左手首を骨折。それ以来となる甲子園での登板だった。登板を告げるアナウンスが場内に流れると、一部の阪神ファンからブーイングが起こった。

 「僕レベルの投手が近本さんに当ててしまい、ああいう結果になってしまった。阪神ファンの気持ちも分かるし、ブーイングも仕方ない。覚悟はしていたというか、受け止めながら投げた」

 近本には直後に謝罪しており、関係者を通じて「気にしなくていい。仕方のないこと」とのメッセージも受け取っていた。だから嶋村にも高寺にも逃げることなく懐を突いた。「当てたから内角に投げられないとかでなく、チームのためにできることしないと近本さんにも失礼だと思う。切り替えて投げた」。強い気持ちで腕を振り抜いた。

 今季初登板から13試合連続無失点。勝ちパターンの一角を担う。「信頼度は上がってきている。そうじゃないと、あの場面でコールできない。自信にしてもらいたい」。新井監督の言葉がチーム全体の思いだ。

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