広島・持丸 「泥くさく」1軍に「全力でしがみつく」 11戦連続スタメン出場中 新井監督「捕手としてレベルアップしている」

キャッチボールする持丸(撮影・北村雅宏)
練習中に笑顔を見せる持丸
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 「広島(降雨中止)中日」(3日、マツダスタジアム)

 しゃかりきにつかみ取る。広島の持丸泰輝捕手(24)が3日、1軍に「全力でしがみつく」決意を語った。現在、11試合連続スタメン出場中。“赤丸急上昇中”の若武者がチーム再上昇への鍵を握る。この日予定されていた中日戦(マツダ)は雨天中止。ナインはマツダで練習を行い、4日からのDeNA3連戦に向けて横浜へ移動した。

 雨ではなく、汗で額をぬらした持丸がマツダ隣接の屋内練習場から出てきた。球場までの動線で注がれる鯉党からの「サインくださ~い」の歓声。努力を重ね、1軍の舞台に立ち、スポットライトを浴びている。周囲からの注目度は増すばかり。だが、本人は己のプレーに集中し、確固たる地位を築くべく、目をギラつかせていた。

 「今、自分にはやるべきことが、たくさんありますし、試合にも勝ちたい。そういう思いしかないです。泥くさくやれればなと思っています」

 言葉の端々から強い思いがにじみ出た。「全試合勝たないといけない、負けていい試合はないと思います。その中で自分自身の責任感みたいなものは、ファームにいた時より高まっているかなと思います」と力を込める。まだ24歳。成長過程にありながら、勝負の責任を背負う立場となり、覚悟は人一倍強い。

 高卒7年目の今季はキャンプからファームで過ごしていたが、首脳陣の推薦があり、4月11日から約4年ぶりに1軍昇格。プロ初安打を放った同19日・DeNA戦(マツダ)から11試合連続スタメンマスクをかぶっている。開幕2軍スタートからのシーズン序盤の躍進劇。持丸自身も「想定外。まだ5月ですけど、ここまで出続けられるとは思っていなかった」と語る。

 課題だった守備面での大きな成長と、速球を苦にしない打撃が首脳陣からの評価を高めている。新井監督も「捕る、投げる、リードもそうだけど、捕手としてレベルアップしている。非常に頑張っている」と持丸について言及。奮闘ぶりに目を細めていた。

 守備の課題克服へ、ファームでは練習の量をこなした。「それが精神安定剤じゃないですけど、自信につながってきたところがある」という一方で、1軍にいる今は質を重視する。練習量を“減らした”分は、相手打者のデータ研究や投手とのコミュニケーションに時間を割き、頭をフル回転させる毎日だ。

 「1軍に全力でしがみつく。ただそれだけなので。その気持ちを持ちながら、今後もやっていければなと思っています」と前を見据えた背番号57。チームは4日から対戦するDeNAに昨季から8連敗中だ。成長著しい若武者が必死のプレーで勝利をたぐり寄せる。

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