「振れよ!振れよ!」と念じた広島・新井監督が大興奮 八回坂倉逆転3ラン「逆転勝ちはすごく大きい」「これをつなげてね」

 「巨人2-3広島」(30日、東京ドーム)

 ベンチの広島・新井貴浩監督は念じていた。「振れよ!振れよ!」。2点を追う八回2死一、二塁で打席には坂倉。3ボールになり「『スイングしろよ』と思って見ていた」。結果は4球目を打っての値千金逆転3ラン。最高の一打を放って帰ってきたヒーローを大興奮で出迎えた。

 苦しんだ戦いを制した。相手先発・ウィットリーに10三振を喫し、6回無安打に封じられた。最終的に七回2死で平川が中前打を放つまで無安打。指揮官も「初回を見て『なかなか厳しいぞ』」と感じ取っていた。その中で四球を打線全体で7個選んだ。試合前の時点でのチーム四球数47は12球団最少。淡泊な攻撃が続いていた野手陣が、この日は粘りも見せながらつなぎ、3安打での勝利となった。

 これで3連勝した開幕カード以来となる9カードぶりの勝ち越し。指揮官は「ビジターでこのような逆転勝ちはすごく大きいと思う」とうなずきながら、「左翼席のファンの皆さんがすごく盛り上がっているのがベンチにも伝わってきた。うれしかったです」と笑みを浮かべた。

 3・4月は9勝15敗1分けの5位で終了。主力と見込んでいた打者が軒並み開幕から不調だったが、ここに来て坂倉を筆頭に上がり目を感じさせている。「また明日からホームに帰って良い戦いがしたい。これをつなげてね」と新井監督。鯉の季節、ここから昇っていくしかない。

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