広島“1割打線”爆発11点 324日ぶり2桁得点連敗も貧打も脱出 ベテラン・中堅・若手が融合 将の笑顔戻った
「巨人1-11広島」(28日、東京ドーム)
爆勝で9連戦の幕開けだ!広島が今季最多の18安打11得点で連敗を3で止めた。坂倉将吾捕手(27)が2号3ランを含む4打点の活躍を見せるなど、試合前の時点で4月の月間チーム打率1割台に沈んでいた攻撃陣が大爆発。打線を組み替えて臨んだ新井貴浩監督(49)はベテラン、中堅、若手がかみ合った攻撃陣を評価した。
右へ左へ、次から次へと打球が外野を抜けていく。これが見たかった!そう言わんばかりに沸き立つ鯉党の声援が敵地・東京ドームにこだました。これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすからのように打ちまくった18安打11得点。相手を寄せ付けない形で9試合ぶりに3得点以上を記録し、新井監督は「今日はみんないいバッティングだった」と大きくうなずいた。
試合を通じて理想的な攻撃を続けた。相手先発・則本に対して三回に菊池と坂倉の適時打が生まれて2点を先制。五回には坂倉が右翼への3ランを放ち、ドラフト1位・平川(仙台大)も開幕戦以来の適時打とした。終盤も七回に持丸が右前適時打でプロ初打点を挙げると、九回に佐々木と矢野の一発でダメ押し。昨年6月8日・西武戦(マツダ)で10得点を記録して以来、324日ぶりの2桁得点となった。
指揮官は試合全体を見渡し、「キク(菊池)の先制タイムリーが大きかった」と切り出した。「なかなか点を取れていない状態で、最初に回ってきたチャンスで、キクが先制タイムリーを打ってくれた。それにみんなが勢いづいたかなと言う感じ」と強調。突破口を切り開いた頼れるベテランを称賛した。
試合前の時点では8試合連続2得点以下で4月の月間チーム打率は・199。坂倉、小園、佐々木といった打線の中心を担うべき選手たちが軒並み打率1割台で、打線はつながりを欠いていた。その中で、この日は38歳の秋山と36歳の菊池を1、2番に据え、中堅の野間を5番起用。上昇気配が漂う小園&坂倉の実績者コンビを3、4番に座らせ、若い佐々木と平川を重圧の少ない6、7番に置いた。
結果的に、ベテランと中堅、そして若手が融合した布陣で現状を打破した。新井監督は「今日はベテランとレギュラーが本当に良い打撃をしてくれて、若い選手を引っ張ってくれた。そういう日だったと思います」と充実感。坂倉は「みんなが前で安打を打ってくれた。やっぱり(試合に)出ている人が打たないとああいう流れにはならない。その中で打てて良かった」と大量得点をかみしめつつ、責任感をたぎらせた。
ゴールデンウイーク期間中の9連戦の初戦を大勝。貧打には別れを告げ、G(豪打さく裂)W(ウイーク)を作り出して鯉の季節へ突き進む。
