激痛の広島完封負け 小園が死球で途中交代→病院直行「痛いですけど、たぶん大丈夫」 打率&得点数12球団ワースト

 「広島0-2ヤクルト」(22日、マツダスタジアム)

 広島が今季2度目の完封負けを喫した。好機は演出するものの、得点にまでは至らず、チーム打率と得点数が12球団ワーストの攻撃陣が奮起することはなかった。借金は再び5に拡大し、打線の軸となる小園海斗内野手(25)も右手に死球を受けた影響で途中交代するアクシデントに見舞われた。新井貴浩監督(49)は「我慢」の姿勢を示した。

 降りしきる雨の中、鯉党は声をからした。鳴り響いた「打て!打て!カープ」のコール。その声援に背中を押されてつくった九回2死二、三塁で、打席を迎えたのはドラフト1位・平川(仙台大)だった。結果は空振り三振。マックスに膨らんでいた期待感はため息とともにしぼんでいった。

 「良いところまでいくんだけど、あともうちょっとというところ。我慢してやっていきたい」。新井監督は悔しさを押し殺して前を向いた。この日は7安打10残塁。好機を生み出すも本塁が遠かった。1点を追う二回は2死から佐々木が二塁打を放つなどして満塁の好機を演出。ここでも平川が打席に立ったが、投ゴロに打ち取られて天を仰いだ。

 0-2で迎えた七回は1死一、二塁としたが、菊池が三ゴロ併殺打で無得点。もどかしい展開に福地打撃コーチは「安打は出ているけど、ここっていう得点圏で、1本が出ていない」と語る。1人でもいい。流れを変えられる野手の出現が待たれる中、「簡単なことではないので、そこは根気よくやるしかない」とかみしめた。

 現状打開へ手は打っている。この日も打線を大幅に組み替えて試合に臨んだ。相手先発の左腕・山野に対して、両打ちの平川と投手の大瀬良も含めて右打者7人を起用。勝利した前日から野手4人を入れ替えたが実らなかった。

 3戦ぶりにスタメン復帰したファビアンも3打数無安打で打率は・169まで低下。指揮官は起用法や打順について、「ずっと考えているし、そこもまた考えながらやっていきたい」と次戦以降を見据えたが、チーム打率は・202。総得点数48とともに12球団ワーストとなっている。

 三回に右手甲に死球を受けて途中交代した小園は病院を受診し、打撲の診断を受けた。小園自身は「痛いですけど、たぶん大丈夫です」と語り、軽傷を強調。4戦連続安打を記録して状態を上向かせつつある昨季の首位打者の離脱は避けられそうだが、試合途中に下がる形となったアクシデントは痛かった。

 福地コーチは選手個々の状態について「良い選手もいれば、そうじゃない選手もいる」と全体を見渡した。起爆剤となり得る選手は誰なのか。試行錯誤は続いていく。

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