広島・黒原 実戦復帰見えてきた「しっかり投げて恩返し」早ければ5月下旬 1月に椎間板摘出術

 広島・黒原拓未投手(26)が実戦復帰に近づいている。1月に腰椎椎間板ヘルニアの椎間板摘出術を受け、リハビリを開始。すでに傾斜の緩やかなマウンドでの投球を再開している。24年には53試合に登板し、防御率2.11をマーク。21年度のドラ1左腕がまもなく帰ってくる。

 実戦復帰がようやく見えてきた。3軍でリハビリを続けている黒原が、調整段階を上げている。ここまでの道のりを振り返り、「順調にきています。トレーナーさんと相談しながら、悪化だけはしないように気をつけながら進められています」とうなずいた。

 早い決断だった。キャンプイン直前の1月23日に、広島市内の病院で腰椎椎間板ヘルニアの椎間板摘出術を受けた。腰痛はプロ入り前から抱えていたもの。昨年、投球動作に支障が出るようになった。「このままならだましだましやっていくぐらいでしかできないなと。だったらもう手術したほうがいいと判断しました」と心境を明かす。

 昨年は2月の春季キャンプ中に左膝の違和感を訴えて戦線離脱。その後、5月に左膝外側半月板の縫合手術を受けた。2年連続での手術。メンタル面も心配されたが「めげるとかはあんまりないですね」と言い切る。

 何よりも励みになっていたのが、リハビリ期間中に触れた温かい声援や支えだった。「ここ1年ちょっと、自分は野球を全然できていない。それでも、チームのトレーナーさんやファンの方、友達とか自分のことを応援してくれる人がたくさんいてくれることを改めて感じた。そこはすごくありがたいなと」。長く実戦から離れる孤独な時間の中で再確認した人とのつながりが、前を向くための大きなエネルギーとなった。

 すでに傾斜の緩やかなマウンドでの投球を再開済み。早ければ5月下旬、遅くとも夏までには試合に復帰する見込みだ。小林3軍投手コーチは、「後戻りだけはしないように」と、状態を細かく確認しながら慎重にステップを踏んでいく方針を強調した。

 24年には53試合に登板し、4勝3敗、防御率2・11をマーク。プロ初勝利を手にするなど大きく飛躍。持っている高い能力を証明した。「周囲の方からもらったものをマウンドで返さないとという気持ちが常にある。しっかり試合で投げて恩返ししたいなと思ってます」と黒原。背番号24が再び1軍のマウンドでほえる日が、着実に近づいている。

 ◇黒原 拓未(くろはら・たくみ)1999年11月29日生まれ、26歳。和歌山県出身。173センチ、83キロ。左投げ左打ち。投手。智弁和歌山、関学大を経て、21年度ドラフト1位でカープに入団。22年3月29日・阪神戦でプロ初登板。24年5月25日・DeNA戦でプロ初勝利。25年5月に左膝外側半月板の縫合手術、26年1月に腰椎椎間板ヘルニアの椎間板摘出術を受ける。背番号24。年俸2700万円(推定)。

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