鯉番記者が分析 赤ヘル打線復活のカギは?「2番・中村奨」「モンテロの状態」「絶対的存在」

 新井カープ4年目となる今季の開幕まで残り3日。新井貴浩監督(49)は開幕戦で1番から4番にドラフト1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=から始まるドラ1カルテットを起用することを明言。打線はオープン戦で12球団2位タイとなる13本塁打を記録するなど、変革の予感が漂う。8年ぶりのV奪還へ-。赤ヘル打線復活のカギを分析する。

 新井カープ4年目のオープン戦は6勝11敗1分の10位で幕を閉じた。勝敗以上に収穫があったのは打線だ。チーム本塁打数13本は12球団で2位タイ(トップは中日の16本)。新戦力と既存戦力が融合し、例年にないワクワク感がある。22日のオープン戦最終戦後、新井監督は打順構想について言及し1番から4番は平川、中村奨、小園、佐々木のドラ1カルテットを並べることを明言。「今の最適解だと思っている」と手応えを示した。

 期待高まる上位打線の鍵を握るのは2番・中村奨とみる。オープン戦中盤から2番に固定され、打率・319、出塁率・414の好成績をマーク。犠打は出場16試合でわずか一つだった。求められるのはオープン戦で12球団最多の21安打をマークした1番・平川と、昨季、首位打者と最高出塁率の2冠を獲得した3番・小園をつなぐ役割。前後の打者が積極的に仕掛けるタイプなだけに、難しい役回りとなることが予想されるが“打てる2番”が機能すれば、相手バッテリーにとって脅威の上位打線となることは間違いない。

 打線の厚みを左右するのがモンテロの状態だ。オープン戦は打率・194と低迷。当初は一塁・モンテロ、三塁・佐々木、遊撃・小園を想定したが、オープン戦の最後の2試合は一塁・佐々木、三塁・小園、遊撃・勝田(二俣)という布陣をテストした。長いシーズンを戦う上で、複数のプランを準備することは不可欠だが、本来はメンバーを固定して戦うのが理想。指揮官は「調子のいい選手を起用していきたい」と開幕後も激しい競争を促しており、モンテロの状態がスタメンの顔ぶれを決定づける最大の焦点となるだろう。

 開幕スタメンの構想が固まりつつある中で、勝負どころを左右する“切り札”の役割も明確になってきた。21日・ソフトバンク戦(ペイペイ)で代打本塁打を放った秋山や、昨季チーム最多の代打起用を数えた野間のベテラン勢に加え、指揮官が「レベルアップしている」と評価する佐藤啓、渡辺ら若鯉も開幕はベンチで待機する予定。代打の神様のような絶対的存在が誕生すれば、終盤の戦い方は劇的に変わるはずだ。

 ドラ1カルテットを軸とした若く勢いのある上位打線に、助っ人や厚みを増した代打陣がガッチリとかみ合えば、8年ぶりのV奪還が見えてくる。赤ヘル打線の真価が問われる戦いが、いよいよ幕を開ける。(デイリースポーツ・高橋涼太朗)

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