広島・中村奨成 進化の右打ちで開幕スタメン猛アピ 28日から楽天2連戦「とにかく結果」

ティー打撃をする中村奨(撮影・市尻達拡)
打撃練習前、笑顔を見せる中村奨(撮影・市尻達拡)
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 広島は27日、マツダスタジアムで全体練習を再開した。中村奨成外野手(26)は、広角打法でのアピールを誓った。22日の日本ハム戦で放った3安打は、いずれも中堅から右翼方向へはじき返したもの。引っ張るだけではなく、逆方向への打撃ができれば、安打の確率を上げることができる。キャンプを通じて増やした引き出しで、結果を出す決意だ。

 小雨が降るマツダスタジアムで、中村奨の打撃練習は熱がこもる。中堅から右方向へはじき返す打球は力強く、勢いがあった。28日から倉敷で臨む楽天との2連戦。「結果を出していきたい。そこだけですね。技術どうこうじゃなくて、とにかく結果」と力を込めた。

 広角に打ち分ける打撃で進化を示す構えだ。手応えがあったのは、3安打した22日の日本ハム戦。初回無死一塁で打席に立ち、フルカウントから一、二塁間を破り右前打を放った。三回には中前打、八回は2ストライク後に右前へ。いずれも逆方向への意識が、実を結んだ安打だった。

 「追い込まれてからの打撃。ああいうのが、やっぱり去年より確率よくできたっていうのは、あると思います」

 追い込まれてから、粘り強く右前へ運ぶ技術は、大きな武器だ。三振を減らせるだけではなく、相手バッテリーにとっても強烈なけん制になる。

 昨季に放った97安打中、半数以上が引っ張ったものだった。キャンプを経て増えた「引き出し」。右方向への打球が増えれば打率が上昇するだけでなく、本来の持ち味である力強い引っ張りにも好影響を与えるはずだ。

 チームは、昨秋から凡打でも走者を次の塁に進める打撃練習を徹底してきた。状況に応じたケース打撃ができることも、1軍で生き残るために欠かせない技術。右打ちへの手応えは、本人にとっても大きな自信となっている。

 昨秋の右足首の手術を経て臨んだ春季キャンプ。序盤こそフォーム固めなどに試行錯誤した。「バットが一発で出てくるところになかった。トップの位置が決まってない状態だった」。反復練習をすることで「だいぶ固まってきた。自然に上がる」。視界は良好だ。

 外野3枠のうち、新井監督はファビアンのレギュラーを明言している。残る2枠をドラフト1位・平川(仙台大)や秋山らと争う。平川は、対外試合全6試合で安打を放ち、そのうち5試合で複数安打を記録しており猛アピールを続けている。

 「自分が、やれることをやっていければいいと思っている」

 中村奨は自然体を強調しながら前を向いた。

 進化した右打ちと、迷いの消えたスイングで、開幕スタメンの座を奪い取る。

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