広島・栗林 球種そのまま!強弱や球速帯で先発勝負 大瀬良や床田を参考に「先発に必要な要素」 ほぼ無休トレで超速調整
広島の栗林良吏投手(29)が6日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で自主トレを公開した。先発に転向する今季を前に、球種を増やさず、変化や球速帯のバリエーションを増やして勝負すると宣言した。フォーク、カーブ、カットボールをさらに磨き、6枠の開幕ローテを勝ち取る。
充実感いっぱいの自主トレ公開だった。森浦と約20分間のキャッチボールを終え、栗林は汗をにじませながら左腕とグラブタッチを交わした。白い歯がこぼれる。先発に転向する今季。例年とは違う調整にも、経過の順調さを感じさせる明るい表情だった。
「どれだけ動けるのか、確認しながらやった。例年より動けている感じはある。どんどん(状態を)上げていければと思っている」
年末年始を含め、トレーニングは予定通りに進む。スタミナの土台となる筋力をつけるため、毎日のウエートトレは継続中。ほぼ無休の日々がコンディションの良さにつながっている。
1月の自主トレと2月の春季キャンプでは、中継ぎとは異なるスタイルの確立を目指すと力を込めた。
「変化球は強弱をつけられれば球種を増やさなくても、おのずと球種が増えていると感じられるのかなと思う」
現在の球種はフォーク、カットボール、カーブ。例えば130キロ台のカーブはさらに遅くして110キロ台にするプランがある。フォークも考え方を変えれば複数の武器を手に入れられるという。
投球の幅を広げるための道しるべは、チーム内にあった。大瀬良や床田は、一つの球種で複数の変化や球速帯がある。
「大きく曲げる時もあれば、小さく速く曲げている時もある。そういうのをブルペンで見ながら感じていたので、それを自分でできればプラスになる。先発に必要な要素だと思っている」
これまで投げてきた絶対的に自信がある球種で、投球の幅を広げる構えだ。アプローチを変えて、各球種のバリエーションを増やすことが、どんな場面でも自身を助けると確信した。
「1年目の気持ち」
1月中旬にブルペン入りし、投球練習を重ねて2月1日を迎える青写真を描く。昨年は春季キャンプまで1、2回のブルペン入りが「ベスト」だったことを考えると、超ハイペースで進む自主トレ。危機感が体を突き動かしている。
「一番変わる年。プロ1年目の気持ちでやりたいと思う。その中でも自分はもう6年目なので、自覚と責任を持って、自分のプレーに集中しながらチームに貢献できれば」。真っすぐ前を向き込めた力に、強い決意がにじんでいた。





