広島・大道が現役ドラフトでヤクルトへ カープへ感謝「5年間で得た経験はどれも人生に大きく役立つものばかり」
出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」が9日、オンラインによる非公開で行われ、広島は楽天から辰見鴻之介内野手(25)を獲得し、大道温貴投手(26)がヤクルトへ移籍することが決まった。
ヤクルトへの移籍が決まった大道はカープへの感謝の思いを口にした。2020年度ドラフト3位で入団。「この5年間で得た経験はどれも自分の今後の人生に大きく役立つものばかり。緊迫した場面でマウンドに立たせていただいたことは貴重で本当に大きな経験となりました」と振り返った。
23年には中継ぎとして48試合に登板するも昨季は4試合、今季は1試合にとどまっていた。山根編成部長は右腕について「今年と去年の登板数が減っていた。でも他球団に行ったらまだまだできると思って、出させてもらった」と説明した。
昨年の矢崎に続いて、2年連続でカープ戦士がヤクルトへ移籍することとなった。大道は新天地での活躍を誓い、「これからもご声援のほど、よろしくお願いいたします」と鯉党にメッセージを送った。
◇大道 温貴(おおみち・はるき)1999年1月20日生まれ、埼玉県出身。26歳。180センチ、91キロ。右投げ右打ち。春日部共栄から八戸学院大を経て、20年度ドラフト3位で広島入り。23年にはチーム4位の48試合登板と、ブルペンを支えた。




