広島・中村奨成 8・1実戦復帰へ「いける」 右肩故障から1週間でマシン打撃再開「チームの力になる」

 「右肩肩鎖関節損傷」でリハビリ中の広島・中村奨成外野手(26)が25日、8月1日のウエスタン・ソフトバンク戦(由宇)からの実戦復帰へ意欲を示した。この日からマシン打撃を再開。練習を行った大野練習場に快音を響かせた。約2週間でのスピード復帰へ、「100%のパフォーマンスが出せるように」と力を込めた。

 力強い打球音が順調な回復ぶりを示していた。中村奨が真剣な表情でバットを振り込む。その姿に右肩を気にするそぶりは全くなかった。離脱から約1週間。「もう試合でプレーできる。いつでもいけるようにしています」と大粒の汗を拭いながら、頼もしい言葉を並べた。

 15日・DeNA戦(マツダ)の四回に右翼守備でダイビングキャッチを試みた際に右肩を負傷し、そのまま交代。17日に「右肩肩鎖関節損傷」と診断され、出場選手登録を抹消された。19日からリハビリを開始。23日から打撃練習を再開し、この日はマシン打撃も解禁した。患部にはテーピングを施した状態だが、「順調に回復している。多少痛くてもプレーできるなら、(グラウンドに)戻りたい気持ちの方が強い」と前を向く。

 スローイングについても「全然、大丈夫です」ときっぱり。8月1日のウエスタン・ソフトバンク戦での実戦復帰を見据え、「いけると思います。100%のパフォーマンスが出せるように準備したい」と鼻息は荒い。

 今季は自己最多の58試合に出場し、打率・261。ともにシーズン自己最多となる4本塁打、14打点をマーク。チームは5位からの逆襲を目指し、26日から始まる後半戦に臨んでいく。「1試合でも多くチームの力になれるように」と中村奨。目の色を変えて始まった8年目の今季。試練を乗り越え、チームに欠かせぬピースを目指す。

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