マツダスタジアムにため息 広島が激痛逆転負け 首位・阪神に同一カード3連敗で9・5差 同戦は1981年以来44年ぶりの8連敗 七回に救援陣が崩れる
「広島3-6阪神」(10日、マツダスタジアム)
広島が阪神に逆転負けで今カード3連敗。同戦は1981年以来、44年ぶりの8連敗となった。首位とは9・5差まで広がり、3位タイとなった。
2点リードの七回に悪夢が襲った。この回から登板した島内が1死二、三塁のピンチを招くと、代打・糸原に中犠飛を浴び、1点差。近本に四球を与えて2死一、二塁とすると中野の左前適時打で同点とされた。
ここでベンチは森浦へのスイッチを決断するも、猛虎打線の勢いを止められない。続く森下に右中間への2点適時二塁打を浴びて、この回逆転。さらに佐藤輝にも適時二塁打を浴び、この回一挙5失点を喫した。
打線は相手先発・伊原の前に五回までわずか2安打に抑え込まれる。しかし、六回に2死満塁と攻め立て左腕を降板させると、代わった桐敷から坂倉の押し出し死球と秋山の2点中前適時打で逆転に成功。意地の攻撃を見せたが、七回以降は阪神の強力リリーフ陣の前に、反発力を欠いた。
先発・森は二回先頭の佐藤輝に先制の23号ソロを被弾するも、その後は粘投。6回6安打1失点と試合はつくったが、自身4試合ぶりの白星とはいかなかった。




