広島・モンテロ 今井アウト確信も驚異のフェン直先制打 母国の英雄ソリアーノ氏の金言を力に 開幕3戦目以来の4番応えた

 1回、右中間へのタイムリー二塁打を放つモンテロ(撮影・市尻達拡)
 3回、中犠飛を放つモンテロ(撮影・市尻達拡)
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 「広島5-2西武」(7日、マツダスタジアム)

 マウンド上の今井はアウトを確信したかのように三塁ベンチへと歩を進めていた。投げ込まれた155キロの直球。その破壊力満点のボールを広島のエレフリス・モンテロ内野手が打ち返した。

 打球はグングン伸びて、右中間フェンス上部に直撃する先制の適時二塁打となる。「詰まった感じだった。でもあそこまで行って良かった」。塁上で手をたたく4番と、驚きの表情を浮かべた右腕の姿が対照的だった。

 快音を響かせたのは初回だった。2死後に左前打を放ったファビアンに続き、先制点をたたき出した。初の3、4番コンビを組んだ助っ人2人から、この試合まで防御率0・83だった右腕の撃破が始まった。モンテロは1-0の三回1死一、三塁でも中犠飛。開幕3戦目以来の4番起用に「どこでも自分の仕事は変わらない」と胸を張った。

 母国のスターから金言を授かっていた。1996年から2年間、カープに在籍し、メジャー通算2095安打の実績があるアルフォンソ・ソリアーノ氏が前日の試合前練習中にチームを電撃訪問。同じドミニカ共和国出身のモンテロは「元メジャーリーガーだろうが、どこでプレーしても一生懸命やることが重要だ」という助言をもらい、言葉を力に変えた。

 モンテロ自身もメジャー通算21本塁打の実績があるが、練習への姿勢は勤勉そのもの。まだ成長曲線の中にいる26歳の大砲助っ人が打線をけん引していく。

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