惜しすぎる!完封勝利の広島・床田寛樹が逃した2つの快記録 16年ぶりの快挙は次回以降へ持ち越し

 完封勝利でチームの連敗を止め、チームメートとタッチを交わす床田(撮影・市尻達拡)
 花束を手渡し涙で抱擁するかな子夫人=2009年10月10日
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 「広島2-0中日」(3日、マツダスタジアム)

 広島・床田寛樹投手がリーグトップの2完封目となる3勝目を挙げ、チームの連敗を「7」で止めたのだが、左腕は惜しい記録を2個も逃していた。

 1つ目は試合時間。試合時間は2時間ちょうどのスピードゲームだったが、上林への5球目で打ち取れていれば、試合時間が近代野球では珍しい1時間台となっていた。6球目のカットボールで中飛に仕留めてゲームセットとなった時、時報は午後4時0分10秒をアナウンスした直後だった。

 直近のプロ野球で試合時間が1時間台となったのは、2009年10月10日にマツダスタジアムで行われた広島-巨人戦。広島が初回に天谷の犠飛で先制し、先発の大竹が9回2安打無失点で完封勝利。巨人・ゴンザレスも8回2安打1失点と完投し、試合時間は1時間52分という超速ゲームだった。ちなみにこの試合は広島のシーズン最終戦となったデーゲームで、緒方の引退試合でもあった。

 2つ目はマダックス。先発投手が100球以内で完封することを指すが、九回2死で代打・細川を迎えた時点で球数は95球。細川を4球以内でアウトにできれば初のマダックス達成となっていたが、細川を四球で歩かせた時点で101球。最終的に107球となったが、それでも9回3安打無失点の好投だった。

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