拙守も連敗も止ま乱…鯉3位転落 九回2死から小園悪送球で追いつかれる 敗戦後に緊急ミーティング

 9回、若林の三塁ゴロを小園が悪送球して二俣が捕れず、同点となる(撮影・西岡正)
 9回、若林の三ゴロを小園が一塁へ悪送球
 11回、選手交代を告げる新井監督。右は小園(撮影・西岡正)
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 「巨人4-3広島」(29日、東京ドーム)

 どうしたカープ…。ストロングポイントである守備のほころびが止まらない。4戦連続で失策が失点に絡んでの4連敗で3位に転落。サヨナラ負け直後にベンチ裏で首脳陣による守備面の緊急ミーティングが行われ、新井監督は「明日からも試合は続く。気を引き締めて臨みたいと思います」と力を込めた。

 勝利まであと1死から暗転した。3-2で迎えた九回2死一塁、マウンドの栗林は若林を力のな三ゴロに打ち取った。しかし、三塁手・小園の一塁への送球がワンバウンドとなり、一塁手・二俣が止めることができずにボールがファウルゾーンを転々とする間に一走の生還を許した。延長戦に入り、十二回、7番手の中崎が2安打でピンチを招き、最後は甲斐にサヨナラ犠飛を打たれた。

 小園は取材に応じずに引き揚げた。指揮官は小園に対して「まぁ、取り返してもらいましょう」と奮起を促した。二俣には「ハーフバウンドで走者もいるから(体で)止めにいっても良かったのかなと思う。そこはね、経験していってもらいたいということかな」と糧とすることを求めた。

 3連敗した前カードのDeNA戦から守備の乱れが試合結果に直結している。25日は一塁手・堂林のゴロ後逸で決勝点を献上。26日も一塁手・二俣が送球を捕り損ねて走者を許し、左翼手・ファビアンがダイビングキャッチでボールを止められずに失点した。27日は三塁手・羽月の失策でピンチが拡大して逆転された。“らしくない”負け方が続いている。

 思わぬところで直面した大きな壁。守備に特効薬はない。日々の練習と確認作業の積み重ねでミスを減らしていく。

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