広島・中村奨成 今季初1番起用で3年ぶり猛打賞 「いつ2軍に落とされてもいい立場」も新フォーム手応え

 「広島7-1ヤクルト」(23日、マツダスタジアム)

 3度ともした「H」ランプに、広島本拠地が大きく沸いた。与えられた出番でキラリと光る存在感が頼もしい。中村奨成外野手が初回から3イニング連続で安打。「いい入りができてるから、いい結果が出ているのかな」と相手攻略の口火を切った。

 今季初の「1番」起用に応えた。初回いきなり石川から左翼線二塁打を放ち、先制点を演出。二回先頭では初球を左翼に運んで二塁に到達した。三回2死では中前打。22年6月3日・オリックス戦(マツダ)以来、自身3年ぶり2度目の猛打賞で攻撃陣をけん引した。「いつ2軍に落とされてもいい立場にいる。一打席、一打席の中でヒットが出れば、次の打席が来る」と目の前の打席に全力をささげる姿勢が好転している。

 1軍クラスの速球に対応すべく、3月中旬の2軍調整期間でオープンスタンスに変更。これまでは1足半ほど打席のラインから離れて立っていたが、今はベースギリギリに立つ。「最初はすごく感覚のズレもあったけど、だいぶなじんできた」と笑顔。新フォームの習熟度も高めつつ、チームへの貢献を続けていく。

 今季初スタメンだった20日・阪神戦ではマルチ安打。新井監督も「ここ数試合、少ないチャンスでいいバッティングしていましたのでね。ナイスバッティングだった」と評価を与えた。「一打席一打席を大事にやっていきたい」と中村奨。この勢いを持続させて、チームに欠かせぬ存在となる。

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