広島が本拠地6連勝で首位浮上 貯金2 床田が2年ぶりの完封勝利で今季初白星 矢野のスクイズが決勝点
「広島1-0巨人」(12日、マツダスタジアム)
広島が接戦を制し、本拠地6連勝。貯金を2に伸ばした。ヤクルト、阪神がともに敗れたため首位に浮上した。
先発の床田は今季3度目の登板で8安打完封。今季初白星を、23年8月17日・阪神戦(マツダ)以来、2年ぶりの完封勝利で挙げた。
味方の好守にも助けられた。四回無死二塁では、岡本の打球を一塁・田村が一塁後方のファウルゾーンで好捕。捕球体勢を見てスタート切った二走・吉川を確認すると、三塁へ送球。完璧なスローイングでタッチアウトとし、ピンチを脱した。五回2死一、二塁では、若林が放った打球を、中堅・野間が前方にチャージし、スライディングキャッチ。ベンチではグータッチを交わし感謝を伝えた。
1点リードの七回2死一、三塁ではギアチェンジ。代打・大城卓に対し、この日の最速151キロで追い込むと、最後は外角149キロの直球で空振り三振を奪い、同点の危機を脱した。
打線は三回1死から田村が、赤星のフォークを捉え、中堅・ヘルナンデスの頭上を越える三塁打を放ち、好機を演出。続く矢野が倒れ込みながらスクイズを成功させ、決勝点を奪った。