広島・末包に珍現象 戸郷にバットを3本を折られる 苦笑いで交換も4本目のバットで2点適時二塁打

 2回、左前打を放つ末包(撮影・市尻達拡)
 2回、菊池の適時打で生還した二走野間(37)、三走末包(52)を迎える新井監督(中央)
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 「広島-巨人」(11日、マツダスタジアム)

 巨人・戸郷翔征投手と広島・末包昇大外野手の対戦でバットが計3本も折れる珍現象が起きた。

 末包は二回先頭での1打席目で戸郷フォークに対して、バットを真っ二つに折られながらも左前打で出塁。逆転劇の起点となった。さらに四回1死二、三塁の3打席目では3球目の内角直球をファウルした際にまたしてもバットが折れて交換。打ち直しとなった4球目で内角直球をファウルした際にみたびバットが粉砕された。苦笑いを浮かべてベンチへと歩みを進めた末包は新品のバットを袋から取り出してもらって打席に向かった。

 その後、この日4本目のバットで三塁線を破る2点適時二塁打。試合前の時点で通算対戦成績10打数無安打だった相手先発・戸郷を粉砕した。

 広島は四回まで戸郷から10安打10得点を挙げて、試合の主導権を握った。

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