広島・田村 今季チーム初タイムリー 秋山負傷交代の緊急事態“代役”で躍動「1球ごとに落ち着けている」

 8回、バットを折られながらも左前打を放つ田村(撮影・中田匡峻)
 5回、田村の適時打を喜ぶ新井監督と藤井ヘッドコーチ(撮影・田中太一)
 5回、田村の左前タイムリーで本塁へ滑り込む小園(撮影・市尻達拡)
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 「広島2-0阪神」(30日、マツダスタジアム)

 覚悟を決めてバットを振った先に、最高の景色が待っていた。広島・田村俊介外野手が五回に開幕から23イニング目でチーム初となる適時打をマークし、勝利に貢献。「いい状況で回ってきたので、ここは打つしかないなと。ヒットになって良かった」とほっとした表情で振り返った。

 緊急事態を救う一打となった。「5番・中堅」で開幕から3試合連続スタメンの秋山が、四回の走塁時に右足首を負傷。五回の守備から急きょ途中出場した。1点リードの五回1死一、二塁で迎えた初打席。「ストライクゾーンに乗ってきたやつは全部いこう」と代わった石黒の初球を左前へ運び、貴重な追加点をもたらした。八回先頭の第2打席でも及川から左前打を放ち、今季初のマルチ安打も記録した。

 昨秋から打撃フォームを改造。現在は、すり足気味のフォームに落ち着いており、「去年よりバタバタしていない。1球ごとに落ち着けている」と手応えをにじませる。開幕カードは途中出場ながら全試合に出場。期待の4年目が経験を積み、レギュラーの座を虎視眈々(たんたん)と狙っていく。

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