広島・床田 最速143キロ「もうちょっと出て」苦笑いも2回0封 対外試合初登板、清水に助言も

 先発マウンドで2回1安打無失点の好投を見せ、順調な調整をアピールした床田(撮影・開出牧)
 3回、左前打を放ち駆け出す清水(撮影・開出牧)
 力投する床田(撮影・開出牧)
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 「オープン戦、ロッテ4-0広島」(6日、ZOZOマリンスタジアム)

 表情を変えずに淡々と投げ進めていった。昨季チームトップとなる11勝をマークした広島・床田寛樹投手が対外試合に今年初登板し、2回1安打無失点の好投を披露。「バランス良く全部の球種を使って投げられたかなと思います」と充実感を漂わせた。

 風速6メートルの寒風が吹く中、テンポ良く仕事を片付けた。初回は2死から相手のドラフト1位・西川に右前への二塁打を浴びるも次打者・ポランコを二ゴロに仕留めてピンチを脱出。二回は三者凡退に斬り、計20球でマウンドを降りた。

 キャンプでは例年通りのペースで調整してきた。その中で直球の球威向上とスライダーは握りも変えながら試行錯誤。この日の最速は143キロで「もうちょっと出てほしかったです」と苦笑いを浮かべたものの、現状を知れたことが収穫だ。スライダーに関しては「握りもこれでいこうと思えた。あとは全部の球種を底上げできればなと思います」と手応えをにじませた。

 開幕投手の座は森下に譲ったものの、「途中から森下だろうなと思っていた。しっかり頑張ってもらって、僕も助けられるようにできたらいいかなと思います」と笑顔を見せた左腕。この日はバッテリーを組んだ20歳の清水にミットの構える位置や配球についての助言も送った。1日には30歳にもなった。チームでの立ち位置を理解し、仲間にも目を向けながら、調整ピッチを上げていく。

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