広島に激震 坂倉将吾が右手中指骨折で開幕絶望 新井監督「2カ月くらいかかる」「もちろん(チームとして)痛い」
「オープン戦、広島2-0楽天」(2日、倉敷マスカットスタジアム)
広島の新井貴浩監督は試合後、坂倉将吾捕手が右手中指末節骨の骨折と診断されたことを発表。強打の正捕手が無念の開幕絶望となった。
チームに激震が走った。坂倉はキャンプ最終日の2月26日に痛めていたといい、広島市内の病院で2日朝に検査を受け骨折が判明した。指揮官は「早くても2カ月くらいかかるかなという感じ。もちろん(チームとしては)痛い。みんなでカバーしていきたい」と語った。
坂倉は昨年11月に右肘のクリーニング手術を受けた。そこから慎重にリハビリを重ね、2月23日に巨人とのオープン戦で対外試合初出場を果たした。「5番・捕手」でスタメンに名を連ねると、右中間への二塁打もマーク。試合後は「まだまだ合わないなと感じるところもありますし、あんまり納得はしていない」と語っていたが、送球面なども問題なく、開幕マスクへ順調な調整ぶりを見せていた。
それだけに激痛のアクシデント。昨年のプレミア12では侍ジャパンの一員として奮闘を見せた。中心選手として飛躍を期待されていただけに、チームにとっても自身にとっても厳しい診断結果が下された。