広島・二俣「上からつぶすイメージ」“縦斬り打法”でアピール 初開幕1軍へサバイバル本格化

 ロングティーで沖縄キャンプを締めくくる二俣(撮影・市尻達拡)
 連続ティーを笑顔で終えた二俣(撮影・市尻達拡)
 ティー打撃をする二俣(撮影・市尻達拡)
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 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 ライバルが強力でも、臆することはない。初の開幕1軍を目指す広島・二俣翔一内野手(22)が、3月からのオープン戦でのアピール継続を誓った。「このオープン戦の結果次第で、本当に開幕1軍に入れるか入れないか、が決まってくる」と気合を入れ直した。

 キャンプ中の対外試合は6試合で15打数5安打、2本塁打、5打点。成長ぶりを存分に披露したが、サバイバルレースはまだ序章に過ぎない。

 新井監督はこの日、3月1日からのオープン戦・楽天戦(倉敷)にドラフト1位・佐々木を1軍合流させると明言した。二俣は二遊間と外野を中心にこなすが、23日の巨人戦は「1番・三塁」で先発出場した。佐々木は三塁が本職だけに、競争相手になるのは確実だ。

 生き残りを目指す上で武器になるのが“縦斬り打法”だ。アッパー気味のスイング軌道が近年の野球界では主流。ただ二俣は「逆に自分はホームベースにボールを打ち込むような、上からつぶすイメージでやっている」と明かす。その習熟度が高まったことは、沖縄での打撃成績が物語っている。トレンドとは異なる自らのスタンスを貫き、快音を響かせていく。

 昨季も3月中旬まで1軍に帯同したが、オープン戦は14試合で打率・200。開幕は2軍で迎えた。キャンプ最終日もバットを振り込み、「何とか開幕1軍に入れるように」と闘志を燃やした背番号99。力強い歩みを止めることなく、本格化するサバイバルに生き残る。

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