広島・ファビアン 新4番候補は鯉のサンタナ!そっくり快音連発 本人から助言、日米の野球の違い「学んでいくことが大切」
広島の新外国人、サンドロ・ファビアン外野手(26)=前レンジャーズ傘下=が25日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で始動した。打撃練習ではヤクルト・サンタナ似のフォームから快音を連発。ドミニカンの先輩から助言を受けたことを明かし、日本の野球に順応していく姿勢を示した。エレフリス・モンテロ内野手(26)=前ロッキーズ、ジョハン・ドミンゲス投手(29)=前ホワイトソックス傘下=も初練習を行った。
カープカラーに身を染め、ベールを脱いだ。芯で捉えた鋭い打球が、屋内練習場のネットに突き刺さる。期待感を抱かせるには十分の内容だった。ファビアンは新天地での初練習を振り返り「体は疲れてるかなと思ったんですけど、全然問題ない。状態はいい」と陽気な笑顔を見せた。
モンテロとともに打撃ケージに入ると、自然と注目が集まった。脱力した構え、高いコンタクト率、顎にたくわえたひげ…。そのプレー姿は同じドミニカ共和国出身のヤクルト・サンタナそっくり。本人は「意識していないよ」と苦笑いしながらも、昨季、最高出塁率とベストナインに輝いた強打者から「日本の野球とアメリカの野球は違う。そういったことを学んでいくことが大切」と助言を受けたことを明かし、「自分のやるべきことをやる」と先輩ドミニカンに続く活躍を誓った。
日本式の練習方法にも手応えを示した。米国に比べ「日本の打撃練習の方が球数を多く打てる。日本の方が好き」と練習好きな一面をのぞかせ、「日本の野球に慣れていくっていうのが一番の目的」と少しずつ順応していく考えを示した。
練習中には新たな同僚とあいさつを交わす場面も。「スペイン語が分かる選手がいたので、会話できてよかった」とリラックスした表情で初練習を終えた。屋内練習場からの移動中にはファンサービスを行い、拍手を送られた新助っ人。鯉の4番候補が、グランド内外で上々のスタートを切った。





