広島・森下 マエケン助言新フォームで初開幕投手&初の投手主要タイトル誓った

 広島・森下暢仁投手(27)が18日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で自主トレを公開した。年明けに沖縄で米大リーグ・タイガースの前田健太投手(36)と2年連続で自主トレを行い、投球フォームについて助言を受け、微調整中。自身初の開幕投手やタイトル獲得にも照準を定め、6年目への準備を整えていく決意を示した。

 背番号「18」の偉大な先輩からの助言を確かめるように、丁寧に肩を温めていく。つかみつつある感覚を手放すわけにはいかない。森下が進化のヒントを得て広島に帰ってきた。

 「自分に足りない球の強さや質、キレを求めていきたい。あとは自分が思っていることを続けられたらなと思っている」

 5日から15日まで沖縄県内で前田に2年連続で弟子入り。キャッチボールや隣でブルペン入りするなど、貴重な時間を過ごし「球の質だったり、変化球の感覚だったりの話を聞けた」と野球談議に花を咲かせたという。

 その中で、感じていた違和感を師匠にぶつけた。「自分の中でちょっとうまくいかないフォームのところの話を聞けました」。前田からは体の開き、両足の使い方などの助言を受け、フォームを微調整中。「しっかりと球数を投げて、体に染みこませていきたい」と新たな感覚をものにするため、反復練習に励んでいる。

 新フォーム完成の先に大きな目標が待っている。まずは自身初の開幕投手だ。大瀬良、床田らと争う大役の座を「間違いなく特別な場所」と表現。「あとは首脳陣の方が決めると思うので、自分はしっかりとアピールできたら」と虎視眈々(たんたん)と狙っていく。

 数字にもこだわる。20年に新人王、22年にゴールデングラブ賞の獲得経験はあるが、投手の主要タイトルはいまだ手にしていない。「タイトルを取りたい。そこはしっかりと目指してやっていく」と高らかに宣言した。

 「チームに貢献して、優勝できたらなと思います」と森下。自身の快投でチームを頂点に導くことが師匠への恩返しになる。

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