広島・野間 鯉打線俺が引っ張る!セ・トップ得点圏打率・667 好調の要因は積極打法

 広島の野間峻祥外野手(31)が15日、積極打法で打線を勢いづけていくことを誓った。チームは開幕から貧打にあえぐ状況が続いており、最下位という状況。我慢の時を過ごしている中、現在得点圏打率リーグ1位のリードオフマンが得点力アップへの旗振り役となる。16日からの本拠地5試合で巻き返しだ!!

 まだ始まったばかりだ。ここまで1試合平均2・2点、31得点はリーグ最下位の打線だって、いつかは必ず上向くはず。若手も多い野手陣。戦いながら強くなることを目指している中で、中堅の野間が起爆剤となるための強い思いを語った。

 「やっぱり1番が働くか働かないかで結構(勝敗が)左右されると思う。そこは意識して、(自分が)引っ張っていけるように頑張りたいと思います」

 ここまで14試合中11戦で1番に座った背番号37。切り込み隊長でありながら、得点圏打率は6打数4安打5打点の・667で、リーグ1位に君臨する。直近では13日・巨人戦の0-1で迎えた七回2死一、三塁から左中間への一時逆転2点適時打。得点力不足の打線の中で存在感は際立っており、「良いところで回ってきたら、打てるようにこれからも努力しようと思います」と鼻息も荒い。

 勝負強い打撃もさることながら、昨年と比較して、長打が“激増”している。昨季はシーズン全体で12長打だったが、今季はすでに6長打。昨季の半分の数字をすでにたたき出しているという状況で、「真っすぐを狙った時に、ある程度確率良くいけていると思います」と手応えをにじませる。

 その要因は積極性にあるという。元々は粘って食らいついていく打撃が持ち味であるが、今季はファーストストライクからのスイングが目立つ。

 「『積極的にいってみたり、そういうこともやってもいいんじゃない?』と(藤井ヘッドや打撃コーチから)言われている」

 2本の二塁打を放った12日・巨人戦は、1本目が初回の初球、2本目が3球目を捉えたものだった。「ファウルになってもいいやくらいの力感で振るようにはしていますね」。昨年まではなかった打席内での心のゆとりが好結果に結びついている。

 チームは現在5勝9敗で最下位に沈む中、今週は16日からのDeNA2連戦、19日からの巨人3連戦をマツダスタジアムで戦う本拠地ウイーク。地元の声援を背に打線も活気づきたいところ。そしてその中心には“得点圏の鬼”と化している野間がいるはずだ。

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