広島・新井監督が好守連発の外野陣を絶賛「みんなの力で守り勝った、いいゲーム」一問一答
「阪神0-1広島」(11日、甲子園球場)
広島が接戦を制して2連勝。同点の九回2死二塁で、田村が値千金の適時三塁打を放って試合を決めた。
先発・大瀬良は最速150キロ直球に変化球を散らし、7回4安打無失点の好投。守備では初回、大山の打球を左翼・秋山が背走しながら捕球し、七回先頭では途中出場の中堅・久保が佐藤輝の右中間への飛球をフェンスに激突しながらグラブに収めた。九回も先頭・中野の打球に上本がダイビングキャッチ。外野の守備も光った。新井政権では初めて甲子園で勝ち越し。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。
-最後は田村が決めてくれた。
「あの場面で本当によく打ったと思います」
-155キロを打ち返した。
「元々、速い真っすぐに振り負けない力はある選手。ここ数試合、速い真っ直ぐに差し込まれていたので、きょう試合前にブルペンで打撃コーチと打ち込みをして。それが良かったと思います。1打席目から内容も良かったのでね」
-大瀬良の投球は。
「本当にナイスピッチングでアツ(会沢)も本当にいいリード。きょうは田村もよく打ったけど、本当に守り勝った試合だと思います。バックも再三の好守で。修(久保)もアキ(秋山)もすごいプレーで。みんなの力で守り勝った、いいゲーム」
-0-0から勝利。
「接戦をモノにできるっていうのはチームに力が付いてくる。それだけしびれた展開で打席にも守備にも、マウンドにも上がってね。そういう展開で勝ち切れるっていうのは、チームが力を付けてくれると思います」
-秋山の途中交代は打席でのファウルが当たった影響?
「左側(の目)。思ったより腫れてたから代えました。(あす以降は)様子を見て」
-打線が本調子ではない中、勝ち越せた。
「やっぱりそこは投手中心にバックもしっかり守ってくれているから、こういう展開に持ち込めているわけでね。あとは先発投手に勝ち星を付けてあげられるように頑張りたい」