広島 先発・黒原が3球で危険球退場 度会の頭部死球で球審が宣告 スタンドから怒号 わずか7分のマウンド

 1回、黒原は度会の頭部への死球で危険球退場となる(撮影・佐藤厚)
 1回、黒原は度会の頭部への死球で危険球退場となる(撮影・佐藤厚)
 1回、度会は黒原から頭部に死球を受ける(撮影・佐藤厚)
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 「DeNA6-1広島」(30日、横浜スタジアム)

 広島の先発・黒原拓未投手が初回先頭の度会へ頭部死球を与えた。わずか3球、試合開始から約7分で危険球退場となった。

 開幕2戦目で先発した黒原は初回先頭で度会と対峙(たいじ)。カウント1-1から投じた3球目の146キロが度会の頭部付近に直球が直撃。度会はその場に倒れ込み、しばらく動くことができず、黒原は帽子を取って、その場にぼう然と立ち尽くした。

 場内では怒号が飛び交う中、ぼう然とした表情の黒原は球審に退場を告げられると、ベンチへと歩いて下がった。2番手には河野がコールされた。度会はベンチ裏で治療を受けた後、プレーを続行し、先制の生還を果たした。

 黒原は2021年のドラフト1位。当初、開幕2戦目は森下の先発が内定していたが、森下が右肘張りを訴えたため、直前で回ってきた出番だった。この日がプロ初勝利の懸かったマウンドでもあった左腕は登板前に、「開幕2戦目ということで自分を起用してくださることはすごくうれしく思う。今年初めてのマウンドなので思い切っていいところをアピールしていきたい」と話していたが、無念の早期降板となってしまった。

 投手陣は度会に1試合4安打を許すなど、勢いを止めることができず、2年連続の開幕連敗スタートとなった。

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