広島・中村奨成 外野登録で勝負「守れて、走れて、打てる外野手に」7年目巻き返す

 外野手用グラブでノックを受ける中村奨(撮影・畠山賢大)
 ノックを受ける中村奨(撮影・畠山賢大)
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 広島・中村奨成捕手(24)が今季、外野手として登録されることが25日、分かった。チームはこの日、スタッフ会議を行って春季キャンプの1、2軍メンバーを発表。1軍定着を目指す中村奨は、外野手枠で2軍からスタートすることが決まった。

 中村奨は広陵3年時に、夏の甲子園で1大会での最多となる6本塁打という記録をつくり、2017年度ドラフト1位で入団。21年には自己最多39試合の出場で2本塁打を記録していたが、昨季は18試合出場に終わり、悔しさの募ったシーズンを過ごしていた。

 勝負をかける今季は、背番号をかつての「22」から「96」に変更。1月には志願して鹿児島市内の最福寺で会沢、堂林、末包と初の護摩行に臨むなど、並々ならぬ決意を抱いて、新たなシーズンへの準備を整えてきた。今月、荒行に挑んだ際にはFAでオリックスに移籍した西川の穴を埋めるべく「試合に出るために今年は外野がメインになる」と外野一本勝負を明言。「守れて、走れて、打てる外野手になれるようにしっかり準備して挑みたい」と闘志を燃やしていた。

 チーム編成を見ても、右打ちの外野手は手薄な状況となっている。自慢の打力に俊足と強肩を絡めれば、1軍に食い込める余地は十分にある。これまで1軍では、外野全ポジションでの22試合の出場がある。7年目のシーズン、心機一転で巻き返しを図っていく。

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