カープ大瀬良 手術の右肘「順調」 春季キャンプ初日の見通しは「傾斜でボールを扱えるくらい」
広島の大瀬良大地投手(32)が9日、マツダスタジアムを訪れ、右肘手術のリハビリ経過を明かした。ここまでは「順調」とうなずき、2月のキャンプでは初日からブルペンの傾斜を使ったキャッチボールを目指す。
シーズン終了後の昨年10月に右肘滑膜切除術を受けた右腕。年明けは三重県内の施設で始動し、現在は40メートルの距離を5割程度でキャッチボールできるまでに回復している。キャンプ初日には「傾斜でボールを扱えるくらい。キャッチボールくらいまでにいけたらいいのかなって感じ」と見据えた。
中学3年時、20年9月に続いて、右肘の手術は今回が3度目だ。「前回のオペの患部の状態や治り具合を参考にしながらやれている。比較できるものがあるのは今の僕にとってはありがたい」。過去の経験と照らし合わせながら、最善を尽くしている。
11年目の今季は「僕にとって大きな分かれ道になるような一年になると思う。結果を残さないと、どんどん苦しくなるっていうのは、周りから見ていてもそうだし、僕自身が一番感じている」と自覚する。ただ、焦りは禁物。はやる気持ちを抑えながら、じっくり調整していく。