広島・九里 目指す開幕投手 米ドライブライン効果に手応え 投球時の歩幅変更「力の伝わり方は良い」 結果にこだわる

 広島・九里亜蓮投手(32)が6日、森下暢仁投手(26)とともにマツダスタジアム隣接の室内練習場で自主トレを公開した。一球一球、確かめるように投げ込んだ。九里の投じたボールが森下のグラブに収まり、心地よい快音が室内に響く。笑顔の多さが順調な調整ぶりを物語っていた。

 「年末年始もほとんど休まず体を動かしていたので問題なく。良い形でキャンプに入っていけるように、イメージした中で順調に来ている」

 目指すは3月29日・DeNA戦(横浜)の先発マウンドだ。「先発ピッチャーをやっている以上は目指したい」と開幕投手への意欲を示した右腕。今季でプロ11年目となるが開幕投手は未経験。昨季まで5年連続で大瀬良が務めている大役に名乗りを上げた。

 大瀬良の他にも、森下や床田など候補は多い。その中で開幕前から存在感を放つ考えで「実戦での結果で任せられると思ってもらえるのが一番。試しながらある程度、結果にこだわってやっていければ」と練習試合やオープン戦から結果を追い求めていく。

 キャンプ初日からのアピールに成功するため、今オフはフォーム改造に着手している。昨年12月に米ドライブライン・ベースボールのスタッフが来日した際に分析した結果、投球時の歩幅をこれまでの6、7歩から5歩に変更。「感覚は良くなってきている。下半身からの力の伝わり方は去年と比べて良い」と手応えも得ている。

 この日はアップでジャベリックスローと呼ばれる“やり投げトレ”も披露した。「フォームを変えると聞いたときに、やり投げがつながりそうだと思ったので多めに入れている」と新フォーム習得に余念はない。新しい姿で自身初の大役を手にするため、試行錯誤を続けていく。

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