カープ末包 ポスト龍馬に名乗り 移籍時に本人から「任せたぞ」 期待に応えて「まず試合に出ないと」

 国内FA権を行使してオリックスへ移籍した西川龍馬外野手(29)の穴を若鯉たちが虎視眈々(たんたん)と狙っている。筆頭候補は昨季11本塁打を記録した末包昇大外野手(27)。左の大砲候補、田村俊介外野手(20)も負けてはいない。さらに2年目の久保修外野手(23)も俊足強肩を武器にアピール。定位置争奪戦は熾烈(しれつ)を極める。

 西川がチームを去った。4番も担った強打者の穴は大きい。裏を返せば一つ空いたポジションは若鯉にとってはチャンスにほかならない。3年目を迎える末包もその一人だ。

 昨季は8月19日の巨人戦で先制の右中間二塁打、六回には堀岡から3号ソロを放った。この活躍をきっかけに一気に爆発した。巨人・菅野から2本塁打、DeNA・東からも本塁打を放つなど好投手を攻略した活躍はファンを歓喜させた。結果11本塁打。右の大砲候補に一気に躍り出た。

 「去年は2桁本塁打打てるイメージはなかったけど打てたことによって(本塁打増の)イメージが湧いてきた。コンタクト率を上げるためにブレない、軸となるものをしっかり作り上げたい」

 チームの期待は大きい。秋季キャンプには最年長で参加。新井監督からも直接指導を受けた。鈴木誠也以来の右の長距離打者は急務といえる課題でもあるからだ。

 やれることはすべてやるつもりだ。1月には初めて護摩行にも挑戦。精神を鍛えるところからスタートする。その後は沖縄に移動して鈴木誠也らと合同自主トレを行う。

 「今年はどんなことを言われるのか、楽しみです」

 精神面、技術面を磨き上げ、外野の一角をモノにする。

 「まず試合に出ないと。目標は100試合以上です」

 移籍の際には西川から「任せたぞ」と託された。チームのファンの期待は誰よりも大きい。応えるために無心でバットを振り続ける。

 ◇末包 昇大(すえかね・しょうた)1996年5月27日生まれ、27歳。香川県出身。188センチ、112キロ。右投げ右打ち。外野手。高松商から東洋大、大阪ガスを経て2021年度ドラフト6位で広島入団。昨季は65試合、打率.273、11本塁打、27打点。推定年俸2500万円。

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