広島は４日、新外国人投手としてパイレーツからＦＡとなったトーマス・ハッチ投手と前ロイヤルズのテイラー・ハーン投手を獲得したと発表した。

　ハッチは契約金４５万ドル（６６００万円）、年俸８５万ドル（１億２０００万円）、背番号は４２。球団を通じて「広島東洋カープの一員になれることが光栄で、とても興奮しています！家族とともに広島に住み、日本での体験を楽しみにしています。２０２４年にチームの日本シリーズ優勝の手助けができればと思います」とコメントした。

　２９歳のハッチは名門オクラホマ州立大から１６年ドラフト３巡目でカブスに入団。１９年途中にブルージェイズへトレードされ、２０年７月にメジャーデビュー。今季途中にブルージェイズからパイレーツに移籍。合わせて１８試合に登板し、１勝１敗、防御率４・０８だった。メジャーでは主に先発として、通算３９試合で４勝４敗、防御率４・９６の成績を残した。ＭＡＸ１５７キロの速球にチェンジアップ、カットボールを操る。

　ハーンは契約金３０万ドル（４４００万円）、年俸６０万ドル（８８００万円）。背番号は６８。（金額は推定）。球団を通じて「２０２４年に広島東洋カープでプレーできる事を光栄に思います。日本でプレーする事に興奮しており、新しい人生の出来事を楽しみにしています。いろいろな経験ができる冒険的で新たな機会にとてもわくわくしています」とコメントした。

　ハーンは２９歳の左腕でＭＡＸ１６０キロの速球が武器。２０１５年のドラフト５巡目でナショナルズに入団。その後、レンジャーズに移籍し１９年にメジャーデビュー。２１年には先発、リリーフで４２試合、２２年は３１試合に登板。今季は３チームで１３試合に登板し０勝０敗、防御率１１・４０。メジャー通算で１２勝１５敗１セーブ、防御率５・３５の成績を残している。