広島 新井監督は韮沢の守備に「ゲッツーを狙いにいったのか確認したい」村上の打球が決勝の適時二塁打に

 9回、ベンチから声を出す新井監督(撮影・高部洋祐)
 5回、村上の打球を捕れなかった一塁手・韮沢(撮影・中田匡峻)
 5回、勝ち越しを許しベンチに戻る九里(左から2人目は新井監督)=撮影・山口登
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(18日、甲子園球場)

 広島は四回に秋山の犠飛で先制したが、中3日で先発の九里がその裏に森下に同点弾を浴びると五回には投手の村上に勝ち越しの適時二塁打、さらに近本にも2点打を浴び5回4失点でKOされた。

 打線は村上の前に6回3安打で1得点と封じ込まれた。

 CSの連勝は5で止まった。

 新井貴浩監督は「いろいろあるけどしっかり切り替えて明日に入っていきたいなと思う」と話した。

 6月30日以来の1軍戦出場となった韮沢をスタメンに抜てきした。

 「村上はスピンの利いた真っすぐが強いから。ニラは真っすぐに強い。強い真っすぐに対して良いアプローチができる選手。ファームの方でも結果をしっかり残してくれていたのでそこはもう決めていました」

 韮沢は村上に対して2軍戦では14打数7安打の打率5割と得意としていた。攻撃重視の起用に見える。

 「いや。ニラはファーストの守備は悪くない。攻撃重視とかじゃなしに普通にファーストに入ってもらったよね。守備も別に抹消する前までファーストしっかり守っているし、そのときもファーストでいいプレーをしている。攻撃重視という形じゃなしに調子が良いとファームの方からずっと聞いていたし普通にニラでいきました」

 ただ、同点の五回1死一、三塁の場面では村上の打球がその韮沢の右を抜ける勝ち越しの適時二塁打となった。

 「そこはまだ終わったばかりなので。あれ一、三塁だったでしょ。そこをどう思ったのか。ゲッツーを狙いにいったのか。そこはちょっと聞いていないから、ゲッツーを狙いにいったのか、確認してみたい」

 九里はファーストS初戦のリリーフから中3日での先発となった。同点の五回は1死から坂本に対して、追い込んでから死球で出し、失点につながった。

 「坂本を追い込んでから死球を与えたところはもったいなかったなと思っていると思います。それを含めて中3日でよく頑張ってくれたと思いますよ。また次の登板に備えてもらいたい」

 ファイナルSを前に「むちゃくちゃする」と奇襲作戦を予告していたが第2戦以降については「いろいろと考えています」と話した。

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