九里&大瀬良もブルペン待機 カープCS突破へ必勝態勢 超攻撃的采配へ新井監督「準備しておいて」
広島の九里亜蓮投手(32)と大瀬良大地投手(32)が14日から始まるDeNAとのCSファーストS(マツダ)の1、2戦目でブルペン待機することが9日、分かった。新井監督は短期決戦を勝ち上がるため、序盤でも先発に代打を送るなど、超攻撃的な采配をふるう方針。早めの投手交代となった場合、九里、大瀬良が試合をつくり勝利に導くプランだ。
新井監督は短期決戦突破へ、惜しみなく戦力をつぎ込む。それを支える投手の起用法が、九里と大瀬良のブルペン待機だ。「そういうことも考えられるから、しっかり準備しておいてと伝えています」。チーム一丸で勝利をつかみにいく。
CSファーストS第1戦の先発は床田、第2戦は森下に託す。ただ、指揮官は得点機や試合の分岐点だと判断した場合は、試合序盤でも代打を送るなど思い切って投手交代を告げるつもりでいる。先手を打ち、後手に回らないための作戦だ。
九里は豊富な中継ぎ経験がある。大瀬良も15、16年は主にリリーフを務めた。本番を想定し、中継ぎ起用は社会人との練習試合でテスト済み。九里は7日のJFE西日本戦で、大瀬良は8日の伯和ビクトリーズ戦で、中継ぎとして3イニングを投げ試合への入り方などを確認した。
両投手はシーズンと異なる出番となる可能性はあるが、チームのために役割を果たす決意。九里は「いけと言われたところで腕を振るだけ。チームが勝つのがいい。流れを呼び込む投球ができれば」と、2人の思いを言葉にした。
登板がなかった場合は3戦目の先発に回る可能性があり、そろって中継ぎ登板した場合の3戦目は総力戦になりそうだ。「(CSは)あっという間に終わる」と力を込めてきた指揮官。全員の力を結集する。




