広島 新井監督 2夜連続サヨナラ勝利に「選手全員の頑張りに頭が下がります」
「広島東洋カープ4-3横浜DeNAベイスターズ」(6日、マツダスタジアム)
広島が連夜のサヨナラ勝利で、首位・阪神に食らいついた。
3-3の延長十一回2死から、デビッドソンが右翼席へ19号ソロを突き刺した。初回は遊ゴロ併殺打に倒れるなど、延長十一回の打席まで5打数無安打。悔しさを最後の打席にぶつけた。
大瀬良は5回3失点で降板。六回以降はアドゥワ、アンダーソン、大道、栗林、矢崎、益田とつないだ。延長十一回に登板し、1回無失点だった益田がうれしいプロ初勝利を手にした。
阪神が勝利したため優勝マジックは13となったが、カープの追撃は止まらない。
試合後の新井監督の一問一答は以下の通り。
-2夜連続でサヨナラ勝利。
「本当に2日連続、すごい試合で、選手全員の頑張りには頭が下がります」
-最後はデビッドソンが決めた。
「ベンチでホームランを打ってくれ、と思って見ていました。本当に打ってくれて、ナイスバッティングだったと思います」
-リリーフ陣の粘りがあった。
「大地(大瀬良)も粘って投げてくれましたし、その後にいったピッチャーも。DeNA打線は強力打線ですけど、逃げずに攻めていってくれました」
-(3得点した六回の)反撃はマクブルームの復帰初安打に、会沢、さらに小園が続いた。
「小園はずっと振れていますけど、まだまだ彼はレベルアップできる選手。でも何と言っても会沢さんですね。あ~格好良かったですね。ヒットは今永投手から打っていたけど、要所要所で素晴らしいボールを投げられていたけど、代打のアツ(会沢)が、追い込まれていて、あの最高のチェンジアップを、まさに執念の2点タイムリーだったと思います。本当に会沢さん、頼りになりますね」
-益田がプロ初勝利を手にした。
「彼はルーキーですけど、彼の一番は物おじしないところ。しっかり腕を振ってバッターに向かっていけるところがいいところ。いいピッチングでした」
-8月以降、接戦が多い。投打の粘り強さがある。
「やっぱり負けられない戦いが続いていく中でピッチャーも野手も全員、その日その日の試合に全力で、絶対に勝つんだという気持ちが伝わってくるプレーが本当に多い。ベンチで見ていて、本当にうれしい。全員の気持ちが伝わってくる。今日もビハインドからの逆転ですし、僅差の試合もものにできている。こういう試合を勝ちに結びつけられるのは、いつも言っているけど、戦いながらチームが強くなっている実感があります。本当に選手全員の頑張りに頭が下がります」