カープ西川龍馬 首位打者浮上も「意識してない」 目指すは優勝「全然まだあるから。そこを第一に」

 1回、先制となる適時二塁打を放つ西川(撮影・北村雅宏)
 先制打を放ち天を指さす西川
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 「読売ジャイアンツ1-2広島東洋カープ」(30日、京セラドーム大阪)

 4番がまたも初回から躍動した。初回2死一塁。広島・西川龍馬外野手(28)が菅野の153キロを捉えた打球は右中間を破る先制の適時二塁打になった。ここ10試合で5度の先制打点を挙げる勝負強さ。

 「それで流れに乗ってくれたら。うれしい。それがすべてじゃないんで」

 言葉通り、初回だけではない。四回には左前打、九回先頭でも右前打で好機を演出した。

 西川にとってここ京セラドームは子どものころを過ごした地元でもある。本人は「あんまり別に意識してないですけど、地元の子とか知り合いの方とか見に来くれるので。それくらいですかね」と話すが、オリックスとの交流戦を含めて5試合すべてで安打を記録するなど18打数8安打、打率・444と好相性を誇る。

 今季8度目の猛打賞で打率・320まで上げた。首位打者争いを繰り広げていたDeNA・宮崎が規定打席に届かなくなったため、ついにトップに立った。

 「今は別に意識してないです。宮崎さんも試合に出れば戻ってくるので。それは終わってからでいい。きょう勝って阪神も負けたんで。全然まだあるから。そこを第一に考えて今は」

 初のタイトルよりもチームの優勝を。そこだけを目指して打ち続ける。

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