カープは先発陣の立て直しが急務 評論家が指摘「先発に安定感がないと阪神追撃はおぼつかない」

 「広島東洋カープ7-6阪神タイガース」(15日、マツダスタジアム)

 広島打線が奮起してチームの連敗を6で止めた。首位・阪神の優勝マジック点灯を阻止したが、試合を振り返ったデイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)は先発陣の立て直しが急務だと指摘した。

  ◇  ◇

 この日は打線の反発力が際立つ試合となった。ただ、全般を見渡した時、やはり先発投手により安定感がないと阪神を追い上げることは難しいと感じる。

 大瀬良は中8日でこの試合に照準を合わせた登板だったが、結果は4回、5失点での降板となった。

 初回、先頭・近本の安打を起点に、森下に内角低め直球を2ランされた。まだここまでは仕方ないと言ってもいい。

 ただ三回、近本、中野の連打から、またしても森下に、結果的には同じボールを左翼線に運ばれ、さらに2死から佐藤輝にも適時打を許して3点を加えられた。

 まず、森下に打たれた球は、配球ミスか、制球ミスか、どちらか不明ではあるが、同じ球でやられたところは大瀬良らしくない点だろう。

 この日はカープ打線がうまくつながったが、序盤の5失点は、追いかける野手としては精神的にもきつくなる。先発陣の、序盤の大量失点というこのところの悪い流れを、野手が元気なうちに断たないと阪神追撃はおぼつかない。

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