広島 今季2度目の4連敗、首位・阪神とは5・5ゲーム差に 4試合で計42失点の投手陣に新井監督「今が底、あとは上がっていくしかない」

 帽子を取ってファンにあいさつする新井監督(撮影・佐藤厚)
 3回11安打7失点でKOされた床田(撮影・佐藤厚)
 4回裏にプロ初登板、村上、サンタナ、中村から3者連続三振を奪った益田(撮影・佐藤厚)
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 「東京ヤクルトスワローズ13-3広島東洋カープ」(10日、神宮球場)

 広島が、いずれも今季ワーストタイの被安打18、13失点で大敗を喫した。神宮での開幕カード以来の同一カード3連敗。今季最長に並ぶ4連敗で、首位・阪神とのゲーム差は5・5に広がった。

 試合前時点でリーグトップの防御率1・70を誇っていた先発・床田が精彩を欠いた。初回から7者連続出塁を許すなど一挙6失点。プロ入りワーストタイの11安打を浴び、今季最短の3回7失点(自責点5)でKOされた。

 チームは6日・巨人戦で18安打13失点を喫したばかり。今月9試合で2桁被安打は6度目となり、4連敗中は計42失点となった。

 敗戦の中での光明は、四回からプロ初登板に臨んだドラフト3位の益田武尚投手。最速155キロで4三振を奪い、2回パーフェクトの好投を見せた。試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。

 -床田について。

 「トコ(床田)にはいつも助けてもらっている。今日はトコの日じゃなかったということ。また次の登板、頑張ってもらいたい」

 -投手陣の状態が全体的に良くない。

 「やっぱり夏場ですごく疲れている時だと思うけど、チーム状態というのは波があるからね。今が底だと思うし、あとはもう上がっていくしかないので。そう思っています」

 -益田が好投。

 「いいモノを見せてくれた。投げっぷりも堂々としていたね」

 -波がある中で打順変更などの打開策は。

 「それはここでは言えないけど、今日もピーターズに対してヒット自体は7本かな。ヒットは出ていると思うので、それを得点につなげるために私が考えたい」

 -秋山が12打席無安打。

 「そこもチーム状態と一緒で、個人もリズムというのがある。アキ(秋山)も今から上がってくると思うし、そこは信頼しているので」

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