“打撃の天才”広島・西川龍馬の復活弾「試合前に近藤さんにアドバイス」 敗戦に「オレが疫病神や」悲痛な叫び

 「東京ヤクルトスワローズ11-5広島東洋カープ」(9日、神宮球場)

 これぞ打撃の天才だ。広島・西川龍馬外野手が七回1死、追い込まれながら石山の直球を捉えた打球は軽々と左翼フェンスを越える本塁打。右脇腹肉離れから前日に復帰したばかり。7月9日・中日戦(バンテリン)以来、1カ月ぶりの一発となった。

 「あの時(七回の打席)は意識を変えた。試合前に近藤さん(ソフトバンク)にちょっとアドバイスをもらって。きょう誕生日なんで、コンさん。そのついでにちょっとバッティングのことを聞いて。それがよかった」

 内容については「それは言えません」と苦笑した。近藤は自主トレをともに行う先輩。LINEでお祝いのついでに質問。それを結果につなげるのだからただ者ではない。

 今季は本塁打増を目指し、取り組んできた。ここまでの8本塁打は7本が右翼、1本が中堅に運んだもの。左翼へは今季初となった。

 だが、一発よりも五回2死二、三塁の好機に凡打したことを悔やんだ。

 「打たないといけないんですよ。得点圏で打てないから、やっぱそこで打たないと」

 4番としての責任感が自分への言葉は厳しくなった。

 復帰からチームは連敗。一番恐れていたことが起こった。「勝たしてくれ。オレが疫病神や」。悲痛な叫びが口を突いた。

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