広島・新井監督「価値ある引き分け、全員が耐えた」4時間56分の熱戦で今季初のドロー

 8回、小園の同点適時二塁打で生還した羽月とタッチを交わす新井監督(撮影・立川洋一郎)
 9回、大山を三振に仕留めて無失点に抑えた栗林(左)は森下とタッチを交わす(撮影・田中太一)
 8回、左中間へ同点となる適時二塁打を放つ小園(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神タイガース2-2広島東洋カープ」(29日、甲子園球場)

 広島が延長十二回、執念のドローで首位攻防戦2連敗を阻止。チームは今季初の引き分けとなり、4時間56分の熱戦を終えた新井監督は「本当にみんな、よく頑張りました。この甲子園の雰囲気の中、全員が頑張って耐えたと思います」とナインをねぎらった。

 攻撃陣をけん引したのは小園。1点を追う八回1死一塁で代わったばかりの岩貞の初球を捉え、左中間へ。値千金の同点適時打を含む2度の同点打で今季初の猛打賞と躍動してみせた。

 計8投手のリレーで相手の攻撃をしのぎ、延長十一回からは欠場が続く菊池が二塁の守備に就いた。指揮官は「あらかじめ、代走や守備は展開を見て行ってもらう、と伝えていた。本当にみんな、全員野球で頑張ったと思う。価値ある引き分けだったと思いますね」と振り返った。

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