広島・新井監督 10連勝で首位浮上も「何もございません」栗林起用にも言及「いろんな気持ちがあったと思うが…」一問一答

 最後を締め、会沢と握手をする栗林(撮影・田中太一)
 5回、生還した堂林を迎える新井監督(撮影・田中太一)
ヤクルトを破って10連勝とし、喜ぶ広島ナイン=マツダ
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 「広島東洋カープ4-1東京ヤクルトスワローズ」(27日、マツダスタジアム)

 広島が10連勝で阪神を抜いて4月17日以来の単独首位に浮上した。7月以降に首位に立つのは3連覇を達成した18年以来。10連勝は19年5月11日・DeNA戦~同25日・巨人戦の11連勝以来だ。

 先発した床田が、八回に左手人さし指のけいれんで交代するアクシデントがあったが、後を受けたターリーがピシャリ。九回は前日26日に青木への頭部死球により危険球で退場となった栗林が3人をピシャリと封じた。

 打線は会沢が先制打を含め2安打2打点。2-1の八回には堂林が中前2点適時打を放ち、突き放した。

 試合後の新井監督の一問一答。

 -九回は栗林と決めていた?

 「そうですね、矢崎も連投でしたし、きのう、ああいうこと(危険球退場)があったので、彼の中にいろんな思い、気持ちがあったと思うんですけど。そこは行ってもらいましたし、またナイスピッチングだったと思います」

 -一方で床田が急な降板、心配だがアクシデント?

 「すこし体の方がつったということで。そんなに深刻な問題ではないので、また次も大丈夫です」

 -きょうもチーム一丸、出てくる選手が次々と活躍する。

 「本当に選手の頑張りには頭が下がりますし、本当にうれしい。みんな素晴らしいプレーだったと思います」

 -栗林は、時間おくことをせずに。

 「そうね。彼も、きのうのきょうなので、きのうもすごくいろんなことを考えたと思うし。うん、いろんな気持ちがあったと思うが、そこはもう、行ってもらうぞというふうにいってましたんで。ナイスピッチングだった」

 -この連勝中は毎日、日替わりヒーローが出ている。

 「よし、きょうは俺がやるぞ、きょうは俺がやるぞ、頑張るぞというふうに選手全員がそういう気持ちというのがこちらに伝わる。本当にうれしいし、またそういう気持ちというのが、今の好調につながっているのかなと思います。きょうは俺がやってやる、きょうは俺がやっていると、各選手が投手もそうだが、みんながそういう風にやってくれているので」

 -あすから阪神戦。

 「まだ50試合以上あるので、特別そういうタイガース戦だからというのはあまりないですね。いつも通り一戦一戦、みんなと頑張っていきたいとそれだけですよね」

 -4月以来の首位。

 「何もございません。一戦一戦ということですよ。本当に特に何も意識していないので。まだ50試合以上あるのでどこが相手だろうが一戦一戦、またあしたの試合を頑張りたい」

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