広島まさか 7勝の床田が4年ぶり3被弾「調子はよかった」のに5回3失点 新井監督「そういう日も」
「巨人4-0広島」(11日、東京ドーム)
カープ随一の安定感を誇り、ここまで7勝を積み重ねてきた床田寛樹投手が、一撃を浴びるたび顔色をなくしていった。
二回先頭の中田翔に、内角直球を左翼席まで運ばれ先制を許すと、三回には1死から秋広に初球のツーシームを完璧に捉えられる右中間への一発。さらに五回2死無走者で迎えた丸にもソロ本塁打被弾…。
首位・阪神を3ゲーム差で追う一方、4位・巨人には1・5ゲームとわずかな差で迫られるカープだけに、床田で必勝を期した一戦。しかし、結果は2019年6月14日の楽天戦で5本塁打を許して以来となる4年ぶりの3被弾に沈んだ。
自身は「調子はよかった」と振り返る。その中で「力負けしたという感じですかね」と話した。東京ドームということもあり「ソロはOKのつもり」と、ある種の覚悟はしていたが「さすがに3発となると重くなる」と話し、5回3失点には「悔しい」と視線を落とした。
ただ、指揮官以下、床田評が揺らぐことはない。「そういう日もありますよ」(新井監督)で終わりだ。取り返せばいい。中5日、球宴前最終戦となる17日のDeNA戦先発も左のエースに伝えてある。「期待したいと思います」と新井監督。必ず勝って、後半への弾みとする。




