広島・西川 リーグ戦再開後も4番 新井監督明言「存在ありがたい。相手も嫌でしょ」 交流戦安定感抜群、打率・343

 広島・新井貴浩監督(46)は21日、リーグ戦再開となる23日・巨人戦(マツダ)からも西川龍馬外野手(28)を4番で起用することを明言した。交流戦で全18試合に出場し、打率・343の高打率を残した。マクブルーム離脱を受けて13日・楽天戦(マツダ)から4番に抜てき。主砲不在を感じさせない活躍ぶりに継続を決めた。

 リーグ戦再開に向けて、新井監督は迷いなく4番・西川を明言した。

 「4番はコロコロ変えたくない。常に試合に出ている人がそこにいてもらいたい。今までのものを動かしたくないというのもある。彼はどの打順でも対応できる。1番でも2番でも3番、4番でも5番でも6番でもね。やっぱりベンチからすると、龍馬の存在というのはありがたい」

 打撃不振に陥ったマクブルームが離脱。13日・楽天戦から4番に座り、6試合で24打数9安打の打率・375。無安打はわずか1試合という抜群の安定感を見せ、4番不在を感じさせなかった。

 「相手も嫌でしょ。何番にいても嫌だし、4番にいたら、それはそれで嫌だと思う」

 西川も異存はない。交流戦では全18試合に出場し、打率・343の高打率を残した。データの少ない初対戦の投手も苦にしない打撃センス。加えて気温上昇が相乗効果を呼んでいると話す。

 「僕は暑くなった方が体が動くので、ここからもうちょっと上げていければと思う」

 開幕から不動の3番・秋山の後を打つという効果もある。

 「アキさんの入りを見て、どういう対応しているのかを見て、一緒の入り方をしたりもしていた。それがある程度、結果にもつながったので良かった」

 同じく広角に打ち分ける打撃が持ち味の秋山への攻め方を参考に打席に入り、好結果へとつなげてきたという。

 尊敬するべき先輩であり、ライバルでもある秋山の存在は大きい。

 「アキさんがやっている以上は、若い自分らがやらないといけないので、おじさんには負けないようにという感じでやっています」

 新井監督は22日のウエスタン・ソフトバンク戦(由宇)を視察予定。マクブルームらの現状を把握することにしているが、すぐに昇格させるつもりはないという。

 「ジャイアンツも状態が上がっていると思いますけど、こちらもチーム力は上がっているので楽しみです」

 4番・西川で重量打線を上回ってみせる。

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