広島は交流戦勝率5割 6年ぶり勝ち越しならずも新井監督「間違いなくチーム力は上がっている」

 交流戦を5割で終え、スタンドのファンにあいさつする新井監督(撮影・田中太一)
 5回、逆転を許した河野はベンチに戻って悔しさをにじませる(撮影・田中太一)
 1回、内野安打を放った坂倉は、源田の悪送球を誘い先制する(撮影・田中太一)
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 「広島4-11西武」(18日、マツダスタジアム)

 広島は投手陣が踏ん張れず西武に敗れ、同一カード3連勝を逃した。交流戦は9勝9敗の勝率5割で終え、2017年以来の交流戦勝ち越しを逃した。

 プロ初先発となった河野は5回4安打5失点。初回に3点の援護をもらうも、四回に長谷川に2ラン。1点差に迫られると、五回は犠飛と渡部の2ランで試合をひっくり返された。七回は、この回途中から登板した森が、外崎に手痛い2ラン被弾。九回も中村祐が岸にダメ押しの2ランを左中間に運ばれた。

 打線は初回に相手の失策も絡んで3点を先制した。しかし二回以降は相手先発・平良の前に無得点。八回は2番手・佐藤隼から坂倉が左前適時打を放って1点を返すも、後続が封じられた。

 試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は、次の通り。

  ◇  ◇

 -河野は四、五回と粘れなかった

 「立ち上がりから緊張していたと思うけど、落ち着いて投げている印象があった。打たれた球はちょっと甘く入っているから、そこも打たれて勉強。抑えても打たれても勉強なので、また今後の糧にしてもらいたい」

 -平良投手の印象

 「やっぱりいい投手だよね。真っすぐに力があるし、スライダーもいいし、あとは投げるスタミナというのも(ある)」

 -中継ぎ陣も失点

 「どこがどうだった、というのは本人が分かっていると思うので、しっかり修正して練習して各自、また次のマウンドに上がってもらいたい」

 -交流戦は勝率5割で終えた

 「本当、選手の頑張りでいい戦いができたと思います。交流戦が始まる前と終わった今では、間違いなくチーム力は上がっていると思うので。しっかり休んでまた金曜日(23日)からの試合を楽しみにしています」

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