北別府さんと最後のお別れ 広島・新井監督「まだ信じられない」16日の勝利球を家族に手渡す

 18日、試合後通夜に駆けつけた新井監督は祭壇に手を合わせる。右は大瀬良(撮影・田中太一)
 告別式で祭壇に手を合わせる山本浩二氏(右)と安仁屋宗八氏(撮影・田中太一)
 18日、通夜に参列した黒田博樹球団アドバイザーは遺族にあいさつしながら涙を流す。右は新井貴浩監督(撮影・田中太一)
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 プロ野球・広島で活躍し、16日に死去した北別府学氏の葬儀が19日、広島市中区の玉泉院中央会館で営まれた。広島OB、球団関係者など191人が参列し、故人との別れを惜しんだ。

 18日の通夜には新井貴浩監督(46)、黒田博樹球団アドバイザー(48)、松山竜平外野手(37)、大瀬良大地投手(32)中崎翔太投手(30)栗林良吏投手(26)が参列。祭壇で焼香し、最後のお別れを行った。

 新井監督は「まだ信じられないというか。すごく残念ですね。私も小さい頃から北別府さんが投げる姿を、テレビでずっと見てきました。私が(現役の)若い時は北別府さんが投手コーチで、最初にお会いした時はすごくファン目線だったのを覚えています」と振り返り「普段は物静かな方なんですけど(心の)中にある熱い気持ちといいますか、そういうものを持たれた先輩だったと思います」と偉大な大投手の人柄に触れ、しのんだ。

 同氏が亡くなった16日、チームは喪章を着けてマツダスタジアムでの西武戦に臨み、勝利。その一戦のウイニングボールを新井監督がご遺族に手渡した。指揮官は「北別府さんがずっと、天国から私たちを見守ってくれていると思いながら試合を日々戦っていきたいと思います」と決意を新たにしていた。

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