広島・新井監督 サヨナラ打を打たれた松本に「ちょっと緊張していたかな」

 12回、ブリンソンにサヨナラ打を浴びた松本(撮影・佐々木彰尚)
 延長戦で敗れた新井監督(中央上)と広島ナイン(撮影・佐々木彰尚)
 12回、マウンドに松本を送り込み、ベンチへ戻る新井監督(撮影・田中太一)
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 「巨人5-4広島」(13日、東京ドーム)

 広島は1点を追う九回に先頭の野間が四球で出塁するとすかさず代走・羽月を送る。初球に二盗を決め、秋山犠打の1死三塁から4番・マクブルームに代打・松山の勝負手を繰り出し、二ゴロの間に同点に追いつき、3試合連続の延長戦に持ち込んだ。

 延長十二回には1死満塁から代打・磯村の押し出し死球で勝ち越したが、その裏を託した松本が制球に苦しみブリンソンにサヨナラ打を食らい敗戦となった。

 広島・新井貴浩監督は松本について「ちょっと緊張していたかな…という印象。いいボールを持っているんだから、この経験を次につなげて、強くなってもらいたいよね」と責めることはなかった。

 3試合続けての延長戦。矢崎は3連投させたが、次戦を考慮し、ターリーは温存した。

 「ちょっと登板が多くなっているので、ターリーにしてもね。そこらへんはこちらがちゃんと管理しないとね。まだまだ試合は続くので」

 勝利にはつながらなかったが、4番・マクブルームに代打など新井監督の攻めの采配が目立った。

 「あそこは勝負に行きました。野間もよく出塁しましたし、羽月もあの場面で初球からスタートを切ったと思いますし、アキ(秋山)も一発でバントを決めて、本当にいい攻撃だったと思います。今日も。みんな頑張って、最後まで絶対に諦めない、ひっくり返すという姿勢は、こちらにも伝わっています。昨日もそうですが、全員で戦っている空気というのはすごくあります」

 5連勝は逃したが、選手の姿勢をたたえていた。

 14日はアンダーソンを先発に立てる。

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