広島・新井監督 4番マクブルーム変えない「コロコロ動かしたくない」 復調待つ「いろいろ考え過ぎ」

 沿道のファンに手を振って、室内練習場へ移動する新井監督(撮影・田中太一)
 打撃練習するマクブルーム
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 広島は6日、阪神戦(マツダ)が雨天中止となり、隣接する屋内練習場で調整した。新井貴浩監督(46)は今週4試合で14打数2安打と元気のない、ライアン・マクブルーム内野手(31)に言及。「初球からスイングしていけば、自然と率も上がってくると思う」と打席でのアグレッシブさを求め、復調に期待を寄せた。

 3連敗中の空気を変えるには主砲の奮起が欠かせない。新井監督はマクブルームについて、4番として起用を続けながら復調を待つ姿勢を示した。

 「打線の中での編成を見てもそこ(4番)はコロコロ動かしたくない。彼も去年の経験があるし、しっかり練習に取り組んでいる。状態を上げてくれれば」

 チームは28試合を消化。マクブルームは全試合4番で先発出場するも、打率・222、2本塁打、13打点と本領発揮には至っていない。今週4試合は計14打数2安打。来日2年目を迎えた本人は「間違いなく他のチームから研究されているのを感じている」と、もどかしさを抱えながら打開策を探っている。

 悩める主砲に指揮官が求めたのは、打席内での攻めの姿勢。「いろいろ考え過ぎている部分がある。どんどん初球からスイングしていけば、自然と率も上がってくると思う」と積極性が現状打破への鍵になると分析した。

 そして何より凡打を恐れてほしくない。3割打てば一流と言われる世界。「打てても10回中3回で、7回は失敗する。どんどん自分から仕掛けていってもらいたい」と背中を押し、それに呼応するように本人も「向かっていく姿勢を持ちたい」と闘志を燃やす。主砲の一日も早い目覚めを、誰もが待っている。

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