阪神&広島両軍OBの岡義朗氏が指摘「虎と鯉の違いは強攻と4割打者バント」

 「阪神6-1広島」(19日、甲子園球場)

 阪神は連勝で単独首位浮上。広島は連敗で4位転落となった。今季の広島は犠打が少なく序盤でバントしない戦い方。一方、阪神は犠打などを絡めながら1点を取りにいく野球。デイリースポーツ評論家で広島、阪神両軍で選手として所属、コーチも務めた岡義朗氏は、この日の試合からも両チームの『違い』が分かる場面があったと分析した。

 まず広島は、三回1死二塁で打席が投手・遠藤、二走は会沢だった場面。こういった状況は、3バント失敗でもいいからバントで走者を三塁へ進めて1番・菊池へ回す考え方もある。ただ実際は、遠藤が空振り三振に倒れて、菊池が二飛で無得点だった。

 一方、阪神は2点リードの七回無死二塁から『4割打者』の木浪が一犠打でランナーを三塁に進めた。最終的にこの回の攻撃は3得点した。

 当然、チーム方針や事情などに違いがある。選手によってバントの得手不得手もあるし、勝負どころでない限りヒッティングで選手の能力値を上げたいという将来を見据えた考えもある。一方、豊富な経験値から、どのような戦局でも作戦を入れ込んでいく戦いもある。

 ただ、走者を三塁に置く状況作りは相手へプレッシャーをかける効果もある。この日は、『送りバント』という捉え方からも両チームの違いが見られたゲームだった。

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