広島・森浦 栗林の直球、守護神とタッグで学ぶ 平均球速アップで調子の波抑える
広島・森浦大輔投手(24)が21日、マツダスタジアムで自主トレ後、来年1月の栗林との合同自主トレで球速アップを目指す考えを明かした。今季のストレートの平均球速は145キロで、MAXは150キロだった。来季は平均で140キロ後半を出せるよう、体の使い方からトレーニング法まで守護神から学ぶ。
プロ入りから2年連続で50試合以上に登板したタフネス左腕。ただ、森浦本人は物足りなさが残った。好調時と不調時の差を埋めたい。その思いが守護神・栗林との自主トレにつながった。
「栗林さんのストレートの感じとかを学びたい。縦回転でスピンがかかっているので。投げ方は違いますけど、どんな意識で投げているのか聞ければいいなと思います。1年通して同じ力を出したい。そこを意識して、フォームを固めていければ」
目指すのは直球の強さだと話す。
「キャッチャーミットに早く着く感じで投げたい。平均球速を上げたい。平均で140キロ後半とか投げられたら。打たれる時は140キロ前半ぐらいしか出ていなかった。差が激しかった」
今季のストレートの平均球速は145キロ。MAXは150キロだったが、不調時は球速が落ちたと感じた。ストレートの速さがあってこその宝刀チェンジアップであり、カーブ、スライダーの変化球。だからこそ1年間を通じて、速いストレートを投げられる投げ方、鍛え方を求める。
「体の使えていないところがあると思うので、使えていないところを探して。全身を使って投げられたら」
トレーナー陣からは、175センチ、71キロというプロ野球選手としては細身の体からの体重増のアドバイスをもらった。
「(体重を)増やしたくはないですけど。勝手に増えてくれたらいいなと。トレーニングで体を強くするうちに。体重が増えることだけを目指してもあれなので。しっかり体が動くようにキャンプに合わせていきたい」
守護神とは来年1月からマツダスタジアムで自主トレする予定。
「マツダでやるんだったら一緒にやろうと言ってもらった。キャッチボールしながら、探っていきたい。1人だと追い込めない。2人で一緒に追い込みたい」
3年目の来季もセットアッパーとして期待がかかる左腕。守護神との強力タッグでパワーアップを目指す。




